26日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日のNY株式相場が堅調に推移した流れを引き継いだほか、決算発表や業績見通しを受けた個別株物色を受けて買いが広がっているもよう。一方、中国で日本の固定資産税に相当する「不動産税」を一部の地域で試験的に導入することへの懸念などが引き続き相場の重荷となっている。
指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.06%高の26148.13ポイントで推移。個別では、スポーツ用品大手の李寧(
02331)が高い。自動車メーカーのBYD(
01211)や吉利汽車(
00175)も大きく買われている。スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)やマカオカジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)などもしっかり。半面、医薬品通販事業者の阿里健康(
00241)が安い。ネット通販最大手のアリババ集団(
09988)や火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)のほか、不動産株の華潤置地(
01109)や龍湖集団(
00960)なども下げている。