2021-10-22 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】上値重いか、利益確定売りやハイテク・グロース株に売りも
22日の香港市場は上値の重い展開か。前日のNY市場はおおむね堅調だったものの、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらない中、週末を前に持ち高調整の売りが広がりそうだ。また、ハンセン指数は約1カ月半ぶりの高値水準にあり、利益確定の売りも相場の重しとなりそうだ。一方、米10年国債利回りが1.7%まで上昇し、5月以来の高水準を付けており、ハイテク・グロース株に売り圧力が強まる可能性もある。
21日のNY株式相場はおおむね堅調。総じて良好な第3四半期決算発表や年末ラリーへの期待が高まる中、S&P500が1カ月半ぶりに史上最高値を更新した。新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、コロナパンデミック以降で最少を記録したことも安心感につながった。ハイテク株主体のナスダック総合も0.62%高と反発したが、前日に史上最高値を更新したダウ平均はわずかながら3日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。HSBC(
00005)やBYD(
01211)が香港終値を上回って引けた反面、中国海外発展(
00688)やアリババ集団(
09988)が下回って引けた。