2021-10-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、終盤にプラス圏浮上 電力が大幅高
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.03%高の3594.38ポイントだった。深セン成分指数は0.28%高の14540.82ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6424億6100万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、下げ幅を拡大。同水準でもみ合う展開が続いたが、終盤に上昇に転じると一気にプラス圏に浮上して前場の取引を終えた。国家発展改革委員会が19日、政府の介入によって急上昇している石炭価格を引き下げる措置の実施を検討していると発表したことで、石炭株は売られた一方、石炭価格などのエネルギー価格の高騰が経済成長に与える悪影響への懸念が後退したことから電力株を中心に買いが入り、終盤に相場を押し上げたもよう。
セクター別では、電力が大幅高。材料や航空宇宙、ソフトウエアサービスも堅調。半面、石炭や貴金属がほぼ全面安。観光・ホテルや採掘、石油、食品・飲料などもさえない。
上海B株指数は0.82%安の277.69ポイント、深センB株指数は0.75%高の1187.99ポイントだった。