モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国本土不動産セクターの株価は下げるところまで下げており、今後、政策に何らかのターニングポイントが現れた場合、恩恵を受ける可能性が高まっていると指摘。リスク・リターンを考えると、魅力的な水準にあるとした。個別では、収益力の透明性や執行能力、財務内容の健全性などを考慮し、華潤置地(
01109)、龍湖集団(
00960)、融創中国(
01918)をトップピックとした。『香港経済日報』が18日伝えた。
これまでの報道によれば、中国の金融監督管理当局が先月末、一部の大型商業銀行に対して窓口指導を行い、10−12月期に個人向け住宅ローンの貸し出しを加速させるよう求めた。また、銀行が個人向け住宅ローンの融資枠を拡大させるため、住宅ローン担保証券(RMBS)の発行を申請することも認めるとみられ、不動産セクターを巡る政策の微調整に向けたシグナルとなる可能性もある。
関連銘柄のモルガン・スタンレーの目標株価は以下の通り。
■融創中国(
01918):30.82HKドル
■華潤置地(
01109):44.49HKドル
■龍湖集団(
00960):49.43HKドル
■中駿集団(
01966):4.22HKドル
■中国海外発展(
00688):23.79HKドル
■旭輝控股(
00884):7.01HKドル
■龍光地産(
03380):10.92HKドル
■碧桂園(
02007):10.58HKドル
■中国金茂(
00817):3.42HKドル
■合景泰富集団(
01813):9.46HKドル