休場明け15日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前営業日比1.48%高の25330.96ポイントだった。中国企業指数は1.32%高の8966.17ポイント。メインボードの売買代金は概算で1796億1000万HKドル。
ハンセン指数はほぼ終日、プラス圏で推移した。序盤は前日終値を挟んでもみ合ったが、心理的節目の25000ポイントを回復すると一気に上げ幅を拡大し、その後は堅調に推移した。中国では週明け18日に国内総生産(GDP)や鉱工業生産、小売売上高など主要経済指標の発表が控えており、週末を前に持ち高調整の売りが相場の重しとなったが、前日の米株高やきょうの上海総合指数の上昇が好感された。指数は結局、11日に付けた直近高値を上抜き、9月14日以来、約1カ月ぶり高値を付けてきょうの取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、新エネルギー車の販売拡大見通しを受けて吉利汽車(
00175)やBYD(
01211)など自動車株が大幅高。信義ガラス(
00868)や信義光能(
00968)の上昇も目立ったほか、美団(
03690)やテンセント(
00700)も高かった。半面、石薬集団(
01093)や中国海外発展(
00688)が売られた。
この他では、希望教育(
01765)や中国教育集団(
00839)など教育関連が大幅高。中国指導部が職業訓練の振興策を打ち出したことで、買いが膨らんだ。半面、中国中煤能源(
01898)や中遠海運控股(
01919)が売られた。前引け後に1−9月期決算を発表した中国海外宏洋(
00081)は6%安。