CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、中国のインターネットサービス大手、テンセント(
00700)の投資判断を「買い」、目標株価を780HKドルにそれぞれ維持した。7−9月期業績は低迷が予想されるものの、10−12月期以降に売上高は改善が見込まれるなどとし、これを織り込んだ。『信報』が15日伝えた。
CLSAはテンセントの7−9月期売上高が前年同期比で17%増、調整済み税引き前利益が同5.2%増にそれぞれとどまると予想。監督管理強化で十分な宣伝が出来ず、モバイルゲーム関連の売上高は7.8%増にとどまるとした。ただ、企業向けソフトウエアや海外ゲームなどの業務への投資を加速しており、「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」の投入や11月11日の「独身の日(「双11」)」に合わせて開催されるセールイベントで10−12月期以降、売り上げが増加すると予想した。
テンセントの株価は日本時間午後4時30分現在、前営業日比2.19%高の493.80HKドルで推移している。