2021-10-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、資源・素材株に買い 様子見ムードも
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.29%高の3568.67ポイントだった。深セン成分指数は0.50%高の14413.48ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6320億700万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前日終値を挟んでもみ合う展開だったが、後半にプラス圏へ浮上して前場の取引を終えた。週明けに7−9月国内総生産(GDP)や2021年9月の鉱工業生産、小売売上高など主要経済指標の発表を控えていることもあり、様子見ムードが広がったが、商品相場の上昇を受けて業績が押し上げられたとの思惑から前日に売られた石炭などを中心に買いが入ったもよう。企業の四半期決算発表の本格化を前に、好業績が期待できる銘柄を物色する動きも見られた。
セクター別では、石炭が全面高。非金属材料や航空宇宙、電子部品なども買われた。半面、宝飾品や医療が安い。公益事業や電力、酒造もさえない。
上海B株指数は0.04%安の277.42ポイント、深センB株指数は1.36%安の1165.18ポイントだった。