2021-10-14 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、前日終値を挟んでもみ合う 航空株などに買い
14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.15%高の3567.14ポイントだった。深セン成分指数は0.10%高の14366.96ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5551億6300万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前日終値を挟んでもみ合った。9月の融資増加額や社会融資総量が予想を下回ったことが嫌気されたほか、午前中に発表された9月の生産者物価指数(工業製品出荷価格:PPI)は予想を上回る前年同月比10.7%の上昇となり、エネルギー・原材料価格の高騰による経済への影響も意識された。半面、10−12月期に預金準備率が引き下げられる可能性が高まったとの見方が浮上し、買いをある程度支えた。
セクター別では、航空・空港運営、貴金属が全面高。非鉄金属、航空機製造・宇宙関連、送配電設備も高い。半面、酒造、医療、農業、銀行が下げた。
上海B株指数は0.30%安の277.10ポイント、深センB株指数は0.01%高の1181.12ポイントだった。