2021-10-07 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:大幅反発、ほぼ全面高 ハイテク・香港不動産株に買い
7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反発。前場終値は前日比2.41%高の24543.19ポイントだった。中国企業指数は2.88%高の8654.83ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で575億4000万HKドル。
ハンセン指数は始値で前日に割り込んでいた心理的節目の24000ポイントを回復。朝方に上げ幅を広げ、ほぼ全面高となった。米国で野党・共和党が連邦政府の債務上限の一時停止を認める方針を示し、6日の米株式相場が続伸した流れを引き継いだ。米国と中国の両首脳が年内にもオンライン会談すると伝わったことで、米中関係の改善に期待する買いも入ったもよう。
個別では、ハイテク株の美団(
03690)とアリババ集団(
09988)、小米集団(
01810)、テンセント(
00700)が大きく買われ、相場の上昇を主導。大型金融株の中国平安保険(
02318)とHSBC(
00005)も高い。香港不動産株の恒基兆業地産(
00012)と新鴻基地産(
00016)の急上昇が目立つ。香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が6日の施政方針演説で土地供給を増やすと表明し、材料視された。半面、NY原油先物相場の下落が嫌気され、石油株のペトロチャイナ(
00857)とCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)が逆行安。