24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.07%安の3639.75ポイントだった。深セン成分指数は0.52%高の14462.87ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8244億8300万元だった。
上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合った。前日の米株高が好感される一方、巨額債務を抱える中国恒大集団(
03333)が23日に社債の利払いを実施すると発表していたが、これまでに支払いは確認できず、今後のアレンジについても説明がないことで、警戒感が強まった。中国当局が地方政府に対し、中国恒大集団の破綻に備えるよう指示したと伝わったことも投資家心理を冷やした。セクター別では、石炭、化学肥料、製紙などを中心に幅広いセクターで売りが優勢だった。半面、食品、酒造、ソフトウエアなどが買われた。
上海B株指数は1.16%安の275.49ポイント、深センB株指数は0.82%安の1183.36ポイントだった。