休場明け23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.69%高の24388.52ポイントだった。中国企業指数は0.91%高の8718.64ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1113億HKドル。
ハンセン指数は高く始まり、朝方に上昇率が2%を超えた。前日に中国恒大集団(
03333)がきょう期限を迎える社債の利払いを実施すると発表した上、中国当局が同社の実質国有化を検討中と伝わり、金融システムや不動産市況の動揺への警戒感が後退した。前日の米株式相場やきょうの中国本土相場の上昇も支援要因。ただ、ハンセン指数の上昇率はじりじりと縮小して1%を割り込み、前場の安値圏で引けた。
個別では、中国恒大集団が10%超上げたほか、同業の碧桂園服務(
06098)、碧桂園(
02007)、龍湖集団(
00960)、中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)、九龍倉置業地産(
01997)が軒並み買われた。ハイテク株の美団(
03690)とテンセント(
00700)、大型金融株の中国平安保険(
02318)とHSBC(
00005)も高い。半面、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)がそろって反落した。