2021-09-23 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:大幅続伸スタート、中国恒大不安が後退 不動産株高い
休場明け23日の香港市場でハンセン指数は大幅に続伸して始まった。前日に中国恒大集団(
03333)がきょう期限を迎える社債の利払いを実施すると発表したことで、金融システムの動揺や不動産市況への悪影響への警戒感が後退した。前日の米株高も支援要因。米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(資産購入の段階的縮小)開始表明がなかったことや、メンバーの金利見通しが恐れられたほどタカ派的でなかったことが好感された。
指数は日本時間午前10時43分現在、前営業日比2.08%高の24724.56ポイントで推移。個別では、中国恒大集団が急騰したほか、同業の碧桂園服務(
06098)、碧桂園(
02007)、龍湖集団(
00960)、中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)が大きく買われた。金融株の招商銀行(
03968)と中国平安保険(
02318)も高い。半面、医薬品株の薬明生物技術(
02269)や香港公益株の電能実業(
00006)が逆行安。