2021-07-02 |
香港/企業動向/電子・IT |
|
ネット関連株が安い、広東省で「二選一」などの取り締まり強化へ
休場明け2日の香港市場で、アリババ集団(
09988)や美団(
03690)などネット関連株が安い。市場では、ネット企業に対する当局の取り締まりもほぼ終盤に近づいているとの期待が広がっていたが、ここに来て広東省が取り締まりを強化する方針を示したことが嫌気されている。
『香港経済日報』によれば、広東省の市場監督管理局はこのほど、インターネットサービスを手掛けるプラットフォーム企業に対し、出店企業に競合プラットフォームとの取引をしないように迫る「二選一」や、新規ユーザーと比べて既存ユーザーの利用料金を高く設定したりする「大数据殺熟」(ビックデータを活用した常連客への高額設定)などの行為について、コミュニティー単位での共同購入などの分野で資本面での優位性を利用して競争相手を締め出したり、マーケットを奪う行為の取り締まりを強化する考えを明らかにした。