22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数はわずかに反発。前場終値は前日比0.76ポイント高の28489.76ポイントだった。中国企業指数は0.28%安の10518.65ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で710億5000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、ほどなくしてマイナス圏に転じると方向感を欠き、前日終値をはさんでもみ合った。前日の米株式市場が反発した流れを引き継いで買い戻しの動きが見られた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ開始を前倒しするとの観測が強まる中、パウエルFRB議長の米下院特別小委員会での証言も控えており、様子見ムードが広がっているもよう。
個別では、原油相場の上昇を受けて石油株のペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)が高い。太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)や都市ガス独占事業者のホンコン・チャイナガス(
00003)、不動産管理会社の碧桂園服務(
06098)も買われている。半面、ハイテク株の美団(
03690)やテンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)などが安い。マカオカジノ株の銀河娯楽(
00027)やサンズ・チャイナ(
01928)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)なども下げている。