22日の香港市場は、前日の米株式市場が反発した流れを引き継いで反発するか。香港市場は前日に反落したことから、自律反発を狙った買いも入りやすい。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ開始を前倒しするとの観測が強まる中、上値は重くなりそうだ。米国ではパウエルFRB議長の米下院特別小委員会での証言を控えており、様子見ムードも広がると思われる。
21日のNY市場でダウ平均は586.89米ドル高と6営業日ぶりに反発。FRBの突然のタカ派シフトを嫌気して先週大きく下落した米国株は買い戻しが優勢となった。ハイテク株主体のナスダック総合も0.79%高と反発した。21日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(
00005)やAIAグループ(
01299)、華潤置地(
01109)などが香港終値を上回った半面、テンセント(
00700)やアリババ集団(
09988)などは下回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を約96ポイント上回って寄り付くことになる。