香港のフラッグキャリア、キャセイ・パシフィック(
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4月の旅客ロードファクター(座席利用率)は24.2%で、前年同月から2.5ポイント上昇。貨物ロードファクターは83.0%で、12.5ポイント上昇した。
1−4月の累計では、旅客数が前年同期比97.9%減の9万2500万人、貨物輸送量が同26.7%減の34万7700トン、運航便数は69.5%減の4016便だった。
旅客輸送業務について、実質的な改善の兆しはまだ見られないと指摘。香港とシンガポールの間で双方の国際線搭乗客が相手方到着後に隔離なしで往来できる「トラベルバブル」について、開始が再延期されたことに失望を示したものの、再始動に期待を寄せている。
キャセイ・パシフィックの株価は日本時間午後2時36分現在、前日比1.25%高の6.47HKドルで推移している。