スマホ部品メーカー、瑞声科技(
02018)の莫祖権取締役総経理は14日の業績発表会見で、ここ最近の原材料価格の上昇が業績に与える影響について、主要原材料はあらかじめ大量に調達しているほか、これまでの蓄積された経験もあることから、影響をゼロにすることはできないものの、全体の粗利益率へのマイナスの影響は限定的との見方を示した。『信報』が14日伝えた。
郭丹最高財務責任者(CFO)によれば、今年1−3月期の全体の粗利益率は31.1%となり、前年同期に比べ8ポイント上昇したと指摘。長期目標として粗利益率40%を掲げているが、比較的高い粗利益率は差別化や長年にわたって培ってきた技術面での優位性により生み出されるものであり、粗利益率は今後も長期的に安定して上昇すると予想した。また、世界的なチップ不足について、昨年10−12月期以降、対応を進めているが、今年下期には状況が緩和し、年末までには大幅な改善が見込めるとした。
瑞声科技の株価は日本時間午前11時13分現在、前営業日比2.47%高の43.60HKドルで推移している。