交銀国際は最新リポートで、コンテナ海運大手の中遠海運控股(
01919)の投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げた。目標株価は従来の11.4HKドルから2021年予想PBR2.3倍に相当する17.0HKドルに上方修正した。業況が好調なことから、営業コストが増えても2021年の利益を押し下げる影響は限られるとみている。2021年4月以降は1−3月期並みの高い利益成長は期待できないものの、貿易が盛んな上にコンテナ不足が7−9月期まで続く見込みで、中遠海運控股の業績を支える要因になるとした。『AAストックス』が4日伝えた。
中遠海運控股の2021年1−3月期決算(中国会計基準)は、売上高が前年同期比79.6%増の648億4300万元、純利益は5200.6%増の154億5200万元だった。
中遠海運控股の株価は日本時間午後4時14分現在、前日比7.27%高の16.52HKドルで推移している。