2021-04-27 |
香港/投資判断/電子・IT |
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美団が高い、独禁法調査も野村などは強気判断継続
27日後場の香港市場で中国の生活関連サイト運営大手、美団(
03690)が高い。独禁法違反の疑いで中国当局が調査を開始したことを受けて朝方は安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に転じて上げ幅を広げた日本時間午後4時46分現在、前日比2.56%高の312.80HKドルで推移している。
『AAストックス』によると、野村インターナショナルは最新リポートで、独禁法調査による事業への影響は限定的とし、投資判断を「買い」、目標株価を404HKドルに据え置いた。モルスタは美団への調査について、市場ではサプライズと受け取られていないと指摘した。
中国の国家市場監督管理総局は26日、美団が利用事業者に他社との取引をしないよう迫る「二選一(二者択一)」などの不正競争行為を行った疑いで調査すると発表した。美団は同日大引け後、調査通知書を受け取ったと発表し、積極的に調査に応じると表明した。