2021-04-26 |
香港/投資判断/その他製造 |
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思摩爾国際が高い、米国のたばこ政策で電子たばこの販売増を見込む
週明け26日の香港市場で、電子たばこ機器の世界最大手、思摩爾国際(
06969)が高い。株価は日本時間午後0時53分現在、前営業日比4.67%高の57.20HKドルで推移している。
『信報』によれば、米国のバイデン政権がたばこメーカーに対し、米国で販売するたばこのニコチン含有量について、依存性をなくす水準まで引き下げるよう要求することを検討しているようだ。依存性が高くなるメンソールのたばこについては、販売禁止も検討しているという。一連の政策により、ニコチンガムや電子たばこの販売が伸びるとの見方が広がり、買いが入っているもよう。
一方、中国国際金融(CICC)は先週発表したリポートで、思摩爾国際の2021年1−3月期決算は予想通りだったと指摘。電子たばこを巡る国内政策については詳細がまだ不明ではあるものの、短期的な株価の変動は中長期的な投資のチャンスとし、投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を74HKドルにそれぞれ設定している。