30日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前日比1.18%高の28672.76ポイントだった。中国企業指数は1.10%高の11063.61ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で922億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、中盤以降に上げ幅を拡大した。新型コロナウイルスのワクチン普及に伴う経済活動の正常化期待から前日のNY市場でダウ平均が2営業日連続で最高値を更新したことを好感。本土市場で朝方軟調だった上海総合指数が上昇に転じたことも買い安心感につながった。
個別では、前日大引け後に2020年12月本決算を発表したニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)が大幅高。前日に急落したネット関連株の美団(
03690)が反発したほか、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、医薬品通販事業者の阿里健康(
00241)が買われた。半面、本土系不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)が安い。