中国科学院系のコングロマリット、聯想控股(
03396)は17日大引け後、全額出資子会社を通じて2020年9月1日から2021年3月17日までの間に深セン証券取引所の新興企業市場「創業板」に上場する上海富瀚微電子(300613)の株式1275万株(発行済み株式総数の15.94%)を取得したことを明らかにした。取得価格(取引コストは含まない)は1株当たり平均120.98元で、総額15億4200万元に上った。
上海富瀚微電子は主にセキュリティーやスマートハードウエア、カーエレクトロニクスなどの分野のチップの設計開発を手掛けており、2019年12月本決算の収益は5億2200万元、税引き後純利益は7300万元、2019年12月末時点の純資産は11億3700万元となっている。株式取得後、上海富瀚微電子の経営陣と半導体分野で一段の提携を進め、長期的な成長を目指していくとした。
聯想控股の17日終値は前日比0.17%安の11.56HKドル。