2021-03-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続落で29000ポイント割れ、テクノロジー関連売られる
週明け8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。前場終値は前営業日比1.34%安の28708.93ポイントだった。中国企業指数は1.22%安の11154.90ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1422億2000万HKドル。
ハンセン指数は前週末の米株高を好感して高く始まったものの、ほどなくマイナス圏に沈むと、心理的節目の29000ポイントを割り、徐々に下げ幅を拡大した。中国本土では国会に当たる全国人民代表大会(全人代)が開催中とあって、政策期待は根強いものの、10年物米国債の利回り上昇を受けて、テクノロジー関連を中心にバリュエーション面での懸念が高まった。
個別では、薬明生物技術(
02269)が8%超下げたほか、美団(
03690)や小米集団(
01810)、テンセント(
00700)の下落も目立った。半面、原油価格の上昇を受けてペトロチャイナ(
00857)やシノペック(
00386)など石油株が高いほか、中国工商銀行(
01398)やHSBC(
00005)など銀行株も買われた。