2021-03-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、安寄り後に上げ幅拡大 流動性引き締め懸念が後退
3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比1.33%高の3555.28ポイントだった。深セン成分指数も0.73%高の14858.25ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5130億8200万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返すと、上げ幅を拡大した。前日に中国銀行保険監督管理委員会の郭樹清・主席が記者会見で各国の金融緩和による副作用などに言及したことで利上げへの警戒感が地合いを悪化させたが、きょうは当局が流動性引き締めに動く可能性は低いとの見方が広がり、懸念が後退したもよう。
セクター別では、銀行、保険が全面高。鉄鋼、非鉄金属、石炭も買われている。半面、環境関連、軍需が下落した。
上海B株指数は0.85%高の247.85ポイント、深センB株指数は1.91%高の1119.88ポイントだった。