指数の算出・運営を行うハンセン・インデックシズ社は1日、ハンセン指数の改革を巡る諮問結果を発表した。シンガポール投資調査プラットフォーム「Smartkarma」のBrian Freitasアナリストは、ハンセン指数改革でアリババ集団(
09988)が最も大きな恩恵を受ける半面、テンセント(
00700)は最大の「敗者」になる可能性があるとの見方を示した。『香港経済日報』が2日伝えた。
Freitas氏は、快手科技(
01024)、新奥能源(
02688)、華潤ビール(
00291)、京東健康(
06618)、思摩爾国際(
06969)、農夫山泉(
09633)が構成銘柄に加わる可能性が高いと指摘。指数ウエートの上限をセカンダリー上場銘柄や加重議決権銘柄を含めてすべて8%に統一するため、現時点でウエート上限が5%に設定されているアリババ集団(
09988)、美団(
03690)が恩恵を受ける一方、現在のウエートが8%を超えているテンセント(
00700)、AIAグループ(
01299)、HSBC(
00005)にとっては不利になるとした。また、ペトロチャイナ(
00857)、交通銀行(
03328)、中国人寿保険(
02628)が構成銘柄から除外される可能性が高いと予想した。