25日の香港市場でハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ反発スタート。前日に3%近く下げ、約2週ぶり安値を付けただけに、買い戻しが先行。ただ、心理的節目の30000ポイントに乗せて寄り付いたものの、ほどなくして同節目を再び割り込み、上げ幅を縮小してもみ合っている。
指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.64%高の29907.32ポイントで推移。個別では、欧州金融大手のHSBC(
00005)、医薬株の中国生物製薬(
01177)、薬明生物技術(
02269)が高い。原油高を好感して石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)がそろって買われている。半面、香港不動産株の新鴻基地産(
00016)、本土保険大手の中国人寿保険(
02628)や、2020年12月本決算が予想を下回ったビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)が軟調。