24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反落。前場終値は前日比1.92%安の30045.95ポイントだった。中国企業指数は2.27%安の11639.30ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1790億400万HKドル。
ハンセン指数は小高くスタート。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が23日、上院銀行委員会の公聴会で金融緩和を続ける考えを改めて強調し、買い安心感につながった。ただ、一巡後は下げに転じ、次第に下げ幅を拡大。一時は心理的節目の30000ポイントを割り込んだ。米長期金利の上昇を受け、割高感が出ていたニューエコノミー株からバリュー株に乗り換える動きが重荷となったもよう。きょうのダウ平均先物と中国本土相場の下落も嫌気された。
個別では、医薬品株の中国生物製薬(
01177)が前日に続き大幅高。香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)、中電控股(
00002)も続伸した。カジノ株の銀河娯楽(
00027)、香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)も買われた。半面、石油株のCNOOC(
00883)が6%近く下げた。安踏体育用品(
02020)、香港証券取引所(
00388)、中国蒙牛乳業(
02319)、申洲国際集団(
02313)はそろって大幅に続落した。