23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.48%高の30769.20ポイントだった。中国企業指数は0.49%高の11952.03ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1493億HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、ほどなくして切り返すと、上げ幅を拡大する展開。短期的な相場過熱感から朝方は利益確定売りが先行したものの、米追加経済対策の成立や新型コロナウイルスワクチンの普及に伴う世界経済の正常化期待、中国の景気拡大見通しなどが買いを支えた。本土市場で上海総合指数が反発したことも安心感につながった。
個別では、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)、サンズ・チャイナ(
01928)が急伸。中国本土からマカオへの渡航者について、新型コロナの感染対策として講じられていた隔離措置などがきょうからすべて免除されたことが手掛かりとなったもよう。医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)も10%超の大幅高。半面、スマホメーカーの小米集団(
01810)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)が売られた。