週明け22日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前営業日比1.06%安の30319.83ポイントだった。中国企業指数は1.76%安の11893.68ポイント。メインボードの売買代金は概算で3025億8000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の31000ポイントに乗せて寄り付いたが、ほどなく節目を下回ると、前場は小幅高で推移した。年初からの上昇率が10%を超え、短期的な過熱感から利益確定の売りが広がったほか、中国本土市場の下落も嫌気され、指数は後場に入ってマイナス圏に沈むと、大引けにかけて下げ幅を拡大した。
ハンセン指数構成銘柄では、新経済(ニューエコノミー)関連が売られて指数を押し下げた。電気自動車への参入はまだ検討中の段階であることを明らかにした小米集団(
01810)が5%超下落したほか、テンセント(
00700)や美団(
03690)も売られた。半面、世界移動通信大会を23−25日に控えてチャイナ・ユニコム(
00762)やチャイナ・モバイル(
00941)が買われたほか、ペトロチャイナ(
00857)や万洲国際(
00288)も高い。
この他では、きょう大引け後にハンセン中国企業指数やハンセンテック指数など各株価指数に採用される快手科技(
01024)が2%超下落。半面、三農(農村・農業・農民)問題を重要課題に掲げた「中央1号文件」が公表されたことを受け、ファースト・トラクター(
00038)が6%超上昇した。