週明け22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.46%高の30785.57ポイントだった。中国企業指数は0.02%安の12104.90ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1463億8000万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏で推移した。新型コロナウイルスワクチンの接種拡大を背景に経済回復への期待は根強く、寄り付きで心理的節目の31000ポイントに乗せた。ただ、年初からの上昇率が10%を超え、短期的な過熱感から利益確定売りも広がり、ほどなく節目を下回ると、上げ幅を縮小させた。
個別では、世界移動通信大会を23−25日に控えてチャイナ・ユニコム(
00762)やチャイナ・モバイル(
00941)が7%超上昇したほか、万洲国際(
00288)や中国中信(
00267)の上昇も目立った。半面、電気自動車への参入はまだ検討中の段階であることを明らかにした小米集団(
01810)が2%超下げたほか、薬明生物技術(
02269)や美団(
03690)も売られた。