HSBCグローバルリサーチは最新リポートで、テンセント(
00700)の投資判断を「買い」に据え置き、目標株価を691HKドルから854HKドルに引き上げた。また、2021−22年の利益予測をそれぞれ3%、6%引き上げた。3月に発表される第4四半期の業績について、売上高と調整後純利益が前年比でそれぞれ26%、18%増加すると予想。広告収入には予想外のサプライズがあるとした。『AAストックス』が2日伝えた。
テンセントが配信するモバイルゲーム「王者栄耀」は引き続き好調であるが、「和平精英」と子会社スーパーセルからの収益は四半期ごとにそれぞれ28%、17%減少すると予想。また、「天涯明月刀」の収益はHSBCの予想よりも30%下回っているため、昨年第4四半期のモバイルゲーム収益を12%引き下げた。一方、2021年のゲーム製品ラインには楽観的な見方をしており、43種のゲームが発売され、そのうち27種はすでに当局の認証番号を取得していることから、エコシステムにも利益をもたらす機会があるとした。
テンセントの2日終値は前日比1.76%高の724.5HKドル。