2021-01-18 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】売り先行か、米株安を嫌気 中国GDPに注目
週明け18日の香港市場は、前週末の米株安の流れを引き継いで売りが先行か。米国時間の14日夜にバイデン米次期大統領が1.9兆米ドル規模の追加経済対策案を発表したが、米市場では織り込み済みで景気敏感株を中心に利益確定売りが優勢となった。一方、香港市場では15日のハンセン指数終値が昨年1月20日以来ほぼ1年ぶりの高値を連日で更新しただけに、利益確定売りが出やすい。きょうは米市場がキング牧師の誕生日の祝日で休場となるうえ、中国の国家統計局が2020年10−12月期の国内総生産(GDP)を午前に発表するとあって、模様眺め気分が強いと予想する。
もっとも、中国経済の着実な成長見通しを背景に香港株式相場の上昇基調は変わらないとの見方は根強い。中国本土相場が上昇すれば、香港でも押し目買いが相場を支える展開がありそうだ。
15日のNY株式市場ではダウ平均など主要3指数がそろって続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、時価総額が大きいHSBC(
00005)とアリババ集団(
09988)、石油株のCNOOC(
00883)とシノペック(
00386)が香港終値を下回って引けた。