2021-01-15 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港寄り付き:小反落スタート、小米集団が大幅安 利益確定売りも重荷
15日の香港市場でハンセン指数は小幅に反落して始まった。トランプ米政権による中国企業への制裁強化が嫌気された。米国防総省が14日、小米集団(
01810)など9社を「コミュニスト中国軍事企業」リストに追加すると発表。米商務省はCNOOC(
00883)の親会社を安全保障上の問題がある「エンティティー・リスト」に加えた。前日のハンセン指数終値は2020年1月下旬以来、約1年ぶり高値を更新したとあって、利益確定売りが出やすい。もっとも、大型金融株に買いが入り、相場を下支えしている。
指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.14%安の28456.47ポイントで推移している。個別では、小米集団が急落したほか、スマーフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)が安い。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も売られた。半面、銀行株の中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)、保険株のAIAグループ(
01299)が買われた。CNOOCは朝安後に上げに転じた。