13日後場の香港市場で、鴻海精密工業傘下のEMS事業者、富智康集団(
02038)が急騰。株価は日本時間午後4時24分現在、前日比21.36%高の1.25HKドルで推移している。
『香港経済日報』によれば、富智康集団の親会社である鴻海精密工業が中国の民営自動車大手、浙江吉利控股集団と自動車の受託製造を手掛ける合弁会社を設立するようだ。間もなく正式合意するとみられている。
浙江吉利控股集団は11日、中国インターネット検索・人工知能(AI)大手の百度(BIDU)と戦略提携し、ネットにつながるインテリジェント電気自動車(EV)の共同開発と製造を手掛ける計画を明らかにしている。浙江吉利控股集団が最近発表した純電気自動車システム構成「サステナブル・エクスペリエンス・アーキテクチャー(SEA)」を基盤に、百度が「アポロ」の自動運転技術とOS、地図技術などを提供する。浙江吉利控股集団は傘下にスウェーデンのボルボ・カーズや、ボルボとの合弁事業「Lynk & Co」、英LEVC、吉利汽車(
00175)、マレーシアのプロトン、英ロータスなどを抱える。