2日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反落。終値は前日比0.07%安の3449.38ポイントだった。深セン成分指数は0.22%高の13961.58ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8809億9100万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しく、目新しい材料を欠く中、終始前日終値を挟んでもみ合った。前日に2018年2月5日以来、約2年10カ月ぶり高値で終えただけに、利益確定売りが重荷となった。半面、中国の景況感の改善を好感する買いが引き続き相場を支え、下値は限られた。
セクター別では、前日高かった保険、銀行が売られたほか、酒造、軍需関連、自動車が安い。半面、石炭、電子部品、鉄鋼、家電がしっかり。
A株市場では、広州汽車集団(
601238)、上海汽車集団(
600104)、BYD(
002594)など自動車株や、車載リチウム電池メーカー大手の国軒高科(
002074)の下げが目立った。歌爾(
002241)、立訊精密工業(
002475)などテクノロジー株の一角が売られた。金融株の中国光大銀行(
601818)、中国人寿保険(
601628)が反落。半面、LCD用ガラス基板メーカーの東旭光電科技(
000413)、家電・半導体ディスプレー大手のTCL集団(
000100)、建機メーカーの中聯重科(
000157)がストップ高。鉄鋼大手の宝山鋼鉄(
600019)、非鉄金属の中国アルミ(
601600)、不動産デベロッパーの緑地控股集団(
600606)なども買われた。
上海B株指数は1.54%高の241.78ポイントと続伸、深センB株指数は0.15%安の1055.84ポイントと6営業日ぶりに反落した。