2020-11-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続落、高値警戒感の売り 醸造・貴金属が全面安
25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比1.19%安の3362.33ポイントだった。深セン成分指数も1.77%安の13656.09ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8634億元だった。
上海総合指数は反発して始まった。24日の米株式市場でダウ平均が初めて3万米ドルを突破するなど、世界的な株高の下でリスク選好が高くなった。ただ、買い一巡後は幅広いセクターで売りが優勢となり、指数は中盤に下げに転じた。前日から約3カ月ぶりに節目の3400ポイントを超えていただけに高値警戒感が強まり、後場はほぼ一本調子で下げ幅を広げて、きょうの安値で引けた。セクター別では、醸造と貴金属、造船が全面安のほか、非鉄金属、鉄鋼が安い。一方で保険が軒並み高となった。
A株市場では、前日高かった中国国際コンテナ(
000039)が急落。医薬品株の麗珠医薬集団(
000513)、金鉱株の紫金鉱業集団(
601899)、IT株の用友網絡科技(
600588)が大きく下げた。化学大手の万華化学集団(
600309)は続落した。半面、保険株の中国太平洋保険(
601601)と中国平安保険(
601318)、新華人寿保険(
601336)がそろって上昇。自動車メーカーの重慶長安汽車(
000625)はストップ高を付けた。
上海B株指数は1.39%安の247.03ポイントと続落。深センB株指数は0.73%高の991.17ポイントと反発した。