ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国のスマホ大手、小米集団（01810）の2020年7−9月期決算について、売上高は前年同期比34％増の722億6300万元となり、予想と一致したほか、粗利益は同23％増の101億6600万元となり、予想を2％上回ったと指摘。国際会計基準に準拠しない調整済み純利益は19％増の41億2800万元で、ゴールドマンと市場の予想をそれぞれ18％、6％上回ったと評価した。『AAストックス』が25日伝えた。

　ゴールドマンはこれを踏まえ、小米集団の投資判断を「買い」に維持したほか、目標株価を29.4HKドルから30.5HKドルに引き上げた。モノのインターネット（IoT）関連収入がネットサービス関連収入の伸び鈍化を補ったとし、2022年の売上高予想を1％上方修正した。

　2020年7−9月期のスマートフォンとIoT関連業務は好調で、スマートフォン業務の売り上げは476億元に上り、伸び率は前年同期比47.5％増と過去最高を記録したと指摘。出荷台数は45.3％増の4660万台だった。

　小米集団の株価は日本時間午後0時44分現在、前日比3.13％安の26.30HKドルで推移している。