2020-11-23 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小反落、新型コロナ拡大と米株安を嫌気 AIAに売り
週明け23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反落。前場終値は前営業日比0.18%安の26403.17ポイントだった。中国企業指数は0.84%高の10642.15ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で782億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く始まったものの、下げに転じて前場の取引を終えた。香港を含む世界各地で新型コロナウイルス感染の再拡大が続くなか、前週末に米株式相場が下落し、投資家が運用リスクを取りにくくなった。もっとも、指数が10日移動平均(前引け時点で26340.74ポイント)に迫る水準では下げ渋った。低金利環境が続くとの見方からハイテク株に買いが入り、一定の下支えとなっている。前週末に原油先物相場が上昇したことも関連銘柄の買い材料となったもよう。
個別では、アジア保険のAIAグループ(
01299)が大きく売られ、相場の重荷となった。前週末に上げたカジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)の下げがきつい。香港地場銘柄の太古A(
00019)、九龍倉置業地産(
01997)、新鴻基地産(
00016)も安い。半面、ハイテク株のアリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)、小米集団(
01810)、舜宇光学科技(
02382)が上昇した。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)は軒並み高。