2020-11-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日続伸、3400ポイントを回復 信用リスク不安がやや後退
週明け23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続伸。前場終値は前日比0.86%高の3406.79ポイントだった。深セン成分指数も0.46%高の13915.63ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5605億8900万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、上げ幅を広げる展開。前引け前に心理的節目の3400ポイントを回復した。政府系企業の社債デフォルト(債務不履行)が多発する中、国務院金融穏定発展委員会が前週末の会議で監督管理の強化と債券市場の安定維持を図る方針を示したことを受け、信用リスク不安がやや和らいだもよう。当局による景気刺激策への期待感も引き続き相場を支えた。
セクター別では、石炭、非鉄金属、鉄鋼、石油などが高い。酒造も買われている。半面、観光・ホテル、航空・空港運営が安い。前週末に上海市などで渡航歴のない新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、観光業への影響が意識された。
上海B株指数は0.19%高の253.20ポイント、深センB株指数は0.24%高の986.71ポイントだった。