大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、コンテナターミナル運営大手、中遠海運港口(
01199)の目標株価をこれまでの6.2HKドルから7HKドルに引き上げた。投資判断は「買い」を維持。中遠海運港口が子会社の2020−21年の1コンテナ(20フィート標準コンテナ換算)当たり運賃についてそれぞれ前年比4.5%、2.7%上昇するとの見通しを示したことを踏まえ、2020−22年利益予想を3−5%上方修正した。『AAストックス』が20日伝えた。
大和は、中遠海運港口が引き続き運営効率の向上を図り、親会社とのシナジー効果を発揮することでコストの削減と収入拡大に注力するとの見方を示した。また、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の締結が東南アジア地域の経済発展を支え、中国西南部沿岸エリアのコンテナ取扱量の増加につながるほか、中遠海運港口は同地域内で適切な買収対象を物色する可能性があるとした。
中遠海運港口の株価は日本時間午後4時13分現在、前日比8.35%高の7.53HKドルで推移している。