2020-11-18 |
香港/投資判断/電子・IT |
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ネット企業トップピックはテンセント、EコマースではJDドット・コム=大和
大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、中国政府がネット企業の独占的な行為を規制する新たな草案を発表したことを受け、関連銘柄の株価は過度に下落したと指摘。ネット企業は経済全体のイノベーションとデジタル化をけん引していることから、中国政府の狙いは企業成長を阻止することではないとし、ネット業界に対してポジティブな見方を示した。個別では、テンセント(
00700)をトップピックとし、次いでJDドット・コム(
09618)、アリババ集団(
09988)、美団(
03690)の順としている。『経済通』が18日伝えた。
一方、中国政府による規制が来年の最大のリスクになると予想されるが、消費のグレードアップは続いており、Eコマースの短期的な見通しは明るいと指摘。好調なゲーム事業などを受けてアリババ集団よりもテンセントを選好したが、ユーザー数の増加などを評価し、JDドット・コムをEコマースのトップピックとした。