2020-11-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に3日続落、方向感乏しく 保険・銀行が安い
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に3日続落。前場終値は前日比0.20%安の3335.42ポイントだった。深セン成分指数は0.40%高の13775.09ポイントと3日ぶりに反発した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4435億3000万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んでもみあった。10月のマネーサプライM2と人民元建て貸付残高増加額がそろって市場予想を下回り、重荷となった。半面、前日まで続落した後とあって買い戻しが入りやすい状況にあるほか、中国政府が打ち出す内需振興策などへの期待も相場を支え、下値は限られた。
セクター別では、保険、銀行がほぼ全面安となり、指数を押し下げた。造船、石炭、インフラ建設も売られた。半面、酒造、ホテル・観光、家電が高い。
上海B株指数は0.24%高の251.78ポイント、深センB株指数は0.05%高の956.45ポイントだった。