6日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続伸。終値は前日比0.07%高の25712.97ポイントだった。中国企業指数は0.18%高の10497.80ポイント。メインボードの売買代金は概算で1645億5000万HKドル。
ハンセン指数は方向感に乏しかった米株高の流れを引き継ぎ小高く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の値動きが続き、中盤以降はマイナス圏でのもみ合いが目立った。前日に3.25%高と急反発し、3カ月半ぶり高値で終えただけに、週末を前に利益確定売りが出た。本土市場やダウ指数先物が軟調に推移したことも重荷。もっとも、米大統領選の結果で「ねじれ議会」となる可能性が高まっており、株式市場にとってはプラスに働くとの見方が相場を支え、下値は堅かった。
ハンセン指数構成銘柄では、スマホ大手の小米集団(
01810)、豚肉大手の万洲国際(
00288)や、香港不動産関連のLink REIT(
00823)、新鴻基地産(
00016)が高い。前日に高かったスマホ部品大手の舜宇光学科技(
02382)が続伸。半面、7−9月期決算を発表したアリババ集団(
09988)が4%超の下げ。民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、IT大手のテンセント(
00700)が反落した。
ハンセン科技指数は0.36%安の8152.54ポイントと5日ぶりに反落。中国大手ファウンドリー華虹半導体(
01347)が9%超高と急伸した半面、オンライン読書サービス事業者の閲文集団(
00772)、ヘルステック大手の平安健康医療科技(
01833)、スマホ部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(
00285)などが下げた。