5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続伸。終値は前日比1.30%高の3320.13ポイントだった。深セン成分指数も1.72%高の13894.26ポイントと4日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8597億5700万元だった。
上海総合指数は寄り付きで心理的節目の3300ポイントを回復し、プラス圏で推移した。前日の米株高が好感されたほか、第14次5カ年計画(2021−25年)と2035年長期目標の草案公表を受け、政策期待が相場を支えた。利益確定の売りに押され、一時3300ポイントを下回る場面もみられたものの、再び同水準を回復すると、10月21日以来、約2週ぶりの高値を付けて取引を終えた。セクター別では、通信、酒造、自動車などを中心に幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、航空・宇宙、銀行の一角が売られた。
A株市場では、米大統領選で民主党のバイデン候補が勝利した場合、5G分野で中国企業を締め出す政策が見直されるとの期待から中興通訊(
000063)や烽火通信科技(
600498)が買われた。主要自動車メーカーの10月の1日当たり小売り販売台数が前年同期比で10%増加したとの報道を受け、上海汽車集団(
600104)やBYD(
002594)も高い。半面、新華人寿保険(
601336)や平安銀行(
000001)が売られた。
上海B株指数は1.61%高の247.22ポイントと反発、深センB株指数は1.33%高の959.62ポイントと反発した。