21日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。終値は前日比0.75%高の24754.42ポイントだった。中国企業指数は0.90%高の10077.78ポイント。メインボードの売買代金は概算で1095億HKドル。
ハンセン指数は終日プラス圏で推移した。米民主党のペロシ下院議長が追加経済対策を巡るホワイトハウスとの協議について楽観的だと発言したことで大統領選前の追加経済対策成立期待が高まり、前日でNY市場が上昇した流れを引き継いだ。中国では来週26−29日に中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が控えており、根強い政策期待も買いを支えた。指数は結局、9月3日以来、約7週ぶり高値をつけて取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、薬明生物技術(
02269)とチャイナ・ユニコム(
00762)が10%超上昇。申洲国際集団(
02313)やチャイナ・モバイル(
00941)の上昇も目立った。半面、瑞声科技(
02018)や中国人寿保険(
02628)が売られた。
この他では、2020年7−9月期の販売統計を発表した李寧(
02331)が上場来高値を更新。大規模な再編計画を発表したキャセイ・パシフィック(
00293)は2%超上昇した。毎年11月11日の「独身の日(双11)」に合わせて開催している大規模セールを前にJDドット・コム(
09618)も買われた。半面、高キン零售(
06808)は引き続き利益確定の売りに押された。