2020-10-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、米株安や中国の景気先行き懸念で 造船と保険が全面安
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.13%安の3308.31ポイントだった。深セン成分指数は0.43%高の13479.35ポイントと5営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3828億3500万元だった。
上海総合指数はマイナス圏で推移した。前日発表された2020年7−9月期国内総生産(GDP)が前年同期比4.9%増と市場予想(5.2%増)を下回ったことが引き続き嫌気されたほか、米国で追加経済対策を巡る与野党協議が難航しており、米株安を受けて投資家がリスク回避姿勢を強めた。ただ、中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を26−29日に控え、政策期待も根強く、前引けにかけて下げ幅を縮小した。セクター別では、造船と保険が全面安だったほか、貴金属や石炭が売られた。半面、酒造、自動車、電子ITが買われた。
上海B株指数は0.15%高の251.15ポイントと反発、深センB株指数は0.03%高の944.99ポイントと5営業日ぶりに反発した。