大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、香港のフラッグキャリア、キャセイ・パシフィック(
00293)について、投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を5.9HKドルから6.9HKドルにそれぞれ引き上げた。
大和は、香港とシンガポールが新型コロナウイルス対策の隔離措置を免除する「トラベルバブル(相互国合意の域内旅行)」について基本合意したことに触れ、合意後、シンガポールと香港を結ぶ区間のチケット価格は40%上昇しており、旅行需要の高さが示されたと指摘した。一方、再編により向こう2−3年でコスト構造の改善が進み、2022年以降に利益成長が見込めるとした。
キャセイ・パシフィックの株価は日本時間午後0時34分現在、前営業日比1.38%高の5.86HKドルで推移している。