14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.56%安の3340.78ポイントだった。深セン成分指数は0.78%安の13691.04ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8276億4000万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、前場にじりじりと下げ幅を拡大。前日は終値ベースで9月3日以来およそ1カ月半ぶり高値を付けただけに、目先の利益を確定する売りに押された。ただ、前日の安値(3334.50ポイント)付近では下げ渋り、後場は底堅く推移した。きょう開かれた中国の深セン経済特区成立40年の記念式典で、習近平国家主席の演説が日本時間正午ごろ始まったが、市場の反応は限られた。セクター別では観光と不動産が続落したほか、空運が下げた。一方、繊維・アパレル、化繊、樹脂製品が上げた。
A株市場では、旅行大手の中青旅控股(
600138)や豚肉大手の牧原食品(
002714)、ゲーム開発の三七互娯網絡科技集団(
002555)が大幅安。デパートの王府井集団(
600859)、自動車の長城汽車(
601633)も下げた。半面、前日大引け後に20年1−9月期決算を発表した中公教育科技(
002607) 、風力発電設備の新疆金風科技(
002202)がストップ高を付けた。
上海B株指数は1.36%安の252.29ポイントと4営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.34%安の954.30ポイントと4営業日ぶりに反落している。