2020-10-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小反発、方向感欠く ニューエコノミー銘柄の上昇が支え
9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.09%高の24216.26ポイントだった。中国企業指数は0.48%高の9670.64ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で642億9000万HKドルだった。
ハンセン指数は方向感に乏しい展開。小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の値動きとなった。前日は5営業日ぶりに反落したものの、依然として3週ぶりの高値圏とあって利益確定売りが出やすい。半面、国慶節・中秋節連休が明けた中国本土市場が取引を再開し、相互取引制度を通じて資金が流入した。8日の米株高も投資家心理を支えた。
個別では、ニューエコノミー銘柄のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)、小米集団(
01810)が買われて相場の上昇を主導している。ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も上げた。一方、香港不動産関連の新世界発展(
00017)、九龍倉置業地産(
01997)、新鴻基地産(
00016)が下落。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)は反落した。