2020-10-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:大幅反発、買い戻し優勢 ホテル・観光には売り
連休明け9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に反発。前場終値は前営業日比1.89%高の3278.83ポイントだった。深セン成分指数は3.19%高の13319.81ポイントと大幅に3営業日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4635億6400万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いたあと、もみ合いながら上げ幅を拡大した。連休前は約2カ月ぶり安値圏で推移していただけに、買い戻しが優勢。国慶節連休中の小売り・外食企業の売上高が前年同期実績比でプラス成長になったことや、きょう発表された財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が54.8と前月比0.8ポイント上昇したことを好感。今月26−29日に予定されている中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を前に政策期待も買いを支えた。
セクター別では、素材、ガラス、送配電の上昇が目立った。半面、国慶節連休の国内観光収入が前年同期実績比で30%減少したことを嫌気してホテル・観光が売られた。
上海B株指数は1.09%高の250.80ポイント、深センB株指数は1.11%高の945.53ポイントだった。